「田舎暮らし」をやめて引っ越した本当の理由




さて前回の続きです。

ちょうど地域のお祭りが始まる前くらいに地域の仕事を干されてしまい、バカバカしくて「やる気」すらなくなりました。

仕事の方も、何年も常に忙しい状態が続いてたいのですが、ちょうどそのときは特に忙しい時でもありました。

 

 実は引っ越そうかどうか前から迷ってた…

みんなの前で自分の仕事を別の人がしてた日、もう悔しくて、その日は眠れませんでした。

田舎暮らしを始めてから、楽しいことが多かったですが、年に1、2度あるかないかくらいの腹の立つ出来事でした。

正直な話、この事件が「きっかけ」で、引っ越すことを決意しました。

でも、前々から引っ越そうかどうか悩んではいたことは事実でした。

なぜ引っ越さなかったか。

それは「踏ん切り」がつかなかったからなのです。

地域の人たちは、基本的には、感じの良い人が多いです。

庭で木や花をいじっていれば声をかけてくれるし、犬の散歩をしていれば、挨拶してくれたり話しかけてくれます。

ぼくが「野菜は大嫌いです。」とみんなに宣言しているのに、健康のために野菜を持ってきてくれたり、ホント良い人が多かったです。苦笑

一部、感じ悪い人もいますが、そういう人は、どこにでもいますからね。

けっこう楽しく暮らしていたし、良くしてくれる人がいると、そういう人を裏切ってしまうようで、引っ越せなかったんです。

 

引っ越す理由はたくさんあった

でも、引っ越す理由はたくさんありました。

妻の通勤時間

妻と結婚した時、妻の住んでいるアパートを引き払って、僕の住んでいる田舎に妻がやってくる形となりました。

でも、そのおかげで妻の通勤時間が、ものすごいことになってしまったんです

なので、妻が勤務先に頼んで、近くの勤務地に異動させてもらったんです。

それでも、車で1時間かかったんですよね。汗

それくらい僕の住んでたところは田舎だったんです。

しかも、山をいくつも越えますから、危険ですし、台風とかで崩落してニュースになったトンネルも途中にあったりしたんです。

これは、かなり命懸けだなあと。。。

子供の教育

あと、子供が生まれた時のことを考えると田舎はどうかな?ってのもありました。

やっぱり、教育は地域格差がすごいので、田舎だと不利かなと思ったんです。

妻も自分も教育には熱心な方だと思うので、その辺は気が合いました。

予定としては「結婚して1年目くらいに子供が生まれて、翌年はもう引っ越そうよ。」みたいに企んでいたのですが、そうそう簡単にはいきません。苦笑

ウチはいまだに子宝には恵まれていないんですが、こればっかりは神に任せるしかないですし。。。

(でも、もしも子供がいたら、もっともっと無難な生活になっていたことでしょう。。。苦笑)

行事の多さ

あとは、地域行事の多さですね。

たいがい多くの家族は地域行事には、ジジババが参加します。

なぜなら「ヒマ」だから!笑

でも、ウチはジジババはいないので、仕事を持った夫婦二人のどちらかが出なければなりません。

僕が忙しい時に妻に行ってもらったときなんか「女をよこしやがって!」なんて妻が嫌味を言われたそうです。

酷いセリフですけど、100%の男尊女卑の文化で暮らすと、それが「当たり前」だと思っているから仕方ないんですよね。苦笑

それを聞いた瞬間、これは許せない!って思いましたが、地域のオバチャンが

「なんてこと言うんだ!今度そんなこと言ったらタダじゃおかないよ!」

って、妻の為に激怒してくれたそうで、良心のある人がいてホッとしたこともありますね。苦笑

 

「良いきっかけ」と思ってよかったのかどうなのか…

当初考えていた「子供が生まれたら引っ越す計画」すら忘れていたころに「干される事件」がありました。

他にも引っ越す理由はたくさんあるので、また計画が復活しました。

でも、味方になってくれる人はいたんです。

あとで個別に、「あれは酷いねえ」とか、「かわいそうにねえ」とか言ってくれる人はいたんです。

そういう時はやっぱり嬉しかったですけどね。

でも、田舎だから仕方ありませんが、みんなが集まるところでは、新入りの自分を、表立ってみんなの前でかばってくれる人は、いなかったんです。

 

 

結局この1軒目の家は、この事件が「きっかけ」となって、売却して引っ越すことにしたんです。

忘れかけていましたが、引っ越そうかどうか悩んでいたのは事実ですから、このタイミングで決意しようと思ったんです。

おかげで、後ろ髪を引かれる思いを断ち切ることができました。

でも、これが「良いきかっけ」だったのかもしれません。

そういう運命だったんでしょうねと、思うことにしました。

 

 

最後の挨拶で

地域の仕事は、引っ越すギリギリまでできる範囲でやりました。

そして、引っ越す何日か前に、お別れの挨拶に1軒ずつ各家に、妻と一緒に挨拶に行きました。

最後の日まで仕事もしたし、挨拶もしたし、ケジメというか、やるべきことをキッチリと片付けてから、引っ越そうと思ったんです。

 

でも挨拶に行った時、例の家だけは、何度呼び鈴を押しても出てきませんでしたね。苦笑

が、、、家の中で声がするんで、ご在宅なんですよね。

「最後なんだから正々堂々と出て来い!」と思いながら、すいませーんと大声を出しつつ呼び鈴を押し続けました。

5分くらいですかね、随分と時間が過ぎた感じがしましたが、なんだか、普通な感じで出てきました。

そしたら、「そうですか、お祭りの時は遊びに来て下さいよ。」なんて言われてしまいまして、ああ、この人は最後の最後まで嫌味だなぁと思いましたね。

 

でも何軒か、とくに仲良くしてくれたご近所さんに行ったときは、涙を流してくれる人も何人かいました。

自分もその時は涙が止まらず、ホント、幸せだなあと思いました。

「色々あったときに力になれずにゴメンネ」と、お米を最後に持ってきてくれたおじいさんもいましたね。

いまでも思い出すと涙が出そうになります。。

きちんと見てる人は見てるし、わかってくれる人はわかってくれたのかなあと思いました。

なので、田舎暮らしはいろいろありましたが、今でも本当に良い思い出なんですけどね。