外構工事をハウスメーカーに頼むべきか?




外構工事をどうしようか迷っています。

インターネットで検索すると、自分のように迷っている人は多いみたいですね。

検索して、まず目につくのは、「ハウスメーカーの外構工事費用は高い」という意見。

この意見はかなり多いようです。

また、ハウスメーカーは家の建築がメインだから、外構にはそもそも力を入れていない、から外構費用が高いのだ、という意見もよく見かけます。

はたして実際はどうなんでしょうか?

積水ハウスと住友林業(まだ打ち合わせ中ですが)を比べてみたりして検証したいと思います。

 

ハウスメーカの外構工事費用は高い?

まず最初に断り書きですが、金額や単価は書けませんので、あらかじめご了承ください。

多分、ハウスメーカに限らずたいていの営業さんは「金額(特に値引き部分)は公表しないでね」と顧客に伝えていると思います。

自分も自営業で事情は分かるのですが、金額はその時の条件によってかなり変動しますので、むやみに公表すると、「不公平だ!」なんて言われてしまいかねません。苦笑

というわけで、なにとぞ、ご了承ください。。。

 

さて、単刀直入に言いますと、ハスメーカーの外構工事費用は、高い高いとネットで言われている割には、さほど高くない、という印象です。

積水ハウスの時は外構工事はすべてお任せしましたが、その時は比べるものがありませんでしたので、高いのか安いのかわからないけど、でも予算内なので、まあいいかという感じでした。

その後、しばらくしてから外構工事専門の外構デザインの会社に外構リフォームを依頼したときは、確かに「積水ハウスの方が少し高いのかな?」という印象でした。

次に現在進行中の住友林業の外構工事の積算はどうかと言うと、こちらも、ネットで言われているほど、各項目ごとの単価は高くないのかな?という印象です。

ただし、項目によって「高い」「安い」の差があって、例えば、土間コンは積水ハウスが安い、カーポートはホームセンターが安い、芝生は住友林業が安い、テラスの一部を造作するのは外構デザイン会社が安い、というようにまちまちだったのです。

総額でまとめると、若干ハウスメーカの方が高いかなというレベルですが、そこは、ハウスメーカーの安心感を取るか、やっぱりコストを取るか、の差ではないでしょうか。

あと、建築系の積算書には必ず謎の「諸経費」という項目があるのですが、これは、どこの外構業者に依頼しても必ず総額の10%くらい加算されるようですので、ここでも差は出ないかなと思います。

 

ハウスメーカーの外構工事は本当に安心か?

この「少し高いかな?」というコスト感のハウスメーカーですが、安心をとってハウスメーカーに外構工事を依頼したという人もいるかと思います。

でも、本当に安心なのでしょうか。

そういえば「さすが安心のハウスメーカー!」と思わせるエピソードがありました。

1軒目の家に「ガレージ」を作ってもらった時のこと。

ガレージには、2台の車が駐車でき、かつ物置代わりにもなります。

当然、ガレージ内の床面は土間コンなのですが、完成して間もなくして、ヒビが生えてしまったのです。

確かに、その時は2トン以上もある大きなSUVに乗っていて、「やっぱり、こんな大きな車が乗れば、ヒビくらい生えるよなあ…。」と、若干あきらめていたのです。

ただ、このヒビは割と深くて、ヒビのところから少しづつコンクリがボロボロと欠けてきたりして、せっかくの憧れのガレージなのになあと、残念な思いが残りました。

 

土間コンはヒビが生えるものと思っていたが・・・

しばらくして引っ越して、積水ハウスの2軒目の家のカーポートも、当然「土間コン」を引いてもらいました。

どうせまたヒビが生えて、クレームを言うと「これくらいならヒビとは言えない!」、なんて言われて「おしまい」なのかなあと、実は少し諦めていました。

でも、積水ハウスの設計さんが言うには、コンクリが欠けてくるほどの「ヒビ」が生えたら施工をやり直すと言ってますし、そもそも、ヒビは生えない!と豪語されたんですよね。

ホントかなあと思いましたよ、正直言って。。。

でも、、、、、、本当だったんですねー。苦笑

今もなお、ヒビひとつなく、キッチリカッチリとした土間コンの状態を維持しています。

しかも、外構工事のデザイン専門会社さんに、外構リフォームをしてもらったときに、すこし土間コンをはつった(穴をあけた)のですが、あまりの強度の高さと厚さに、

積水ハウスはこんなに頑丈に作るんですね? 崩すのに本当に苦労しましたよ。ここまでやるなんて、キチ〇イですよ。笑」と、職人さんのお言葉。

若干、放送禁止用語が出ましたが、よっぽど頑丈だったんだなあ、という事実を印象付けるお言葉でした。苦笑

 

ハウスメーカーの外構工事は「過剰」な安心を採用する

もうひとつ、エピソードがあります。

現在、住友林業さんで外構の打ち合わせ中なのですが安全についての配慮で、とても感心したことがあります。

例えば、ブロック塀にフェンスを建てる場合でも、フェンスの種類によって掛け率を決め、ブロック塀の厚さや基礎の強固さを決めるのです。

例えば、メッシュフェンスであれば基礎は弱くてもいいけど、目隠しフェンスのような風を強く受けるフェンスは基礎を強く作る。

さらに、掛け率によっては、ブロックも120cmではなく、150cmの厚いものにする、などなど。

また、既存擁壁の上にブロックを作るのも制限があったりして、すべての事象で、この強固にするレベルが数値的に条件分岐されていて細かくルール化されているのです。

この通り施行するならば誰が見ても安全安心だと思うような作りになっているのです。

そこまでやらなくてもいいんじゃない? というレベルなので、逆に、これなら安心だなと、最初から余計な心配を与えないような算段になっているのです。

 

しかし、「これはちょっと過剰では?」と思う部分もあるので、そこは、ケースバイケースで取捨選択してもいいのかなと思いました。

例えば、安全性を取った代償として、大きく利便性、デザイン性を損ねる場合や、重要な部分でないのに極度に費用が跳ね上がる場合などですね。

 

ハウスメーカーの外構デザイン(センス)は?

積水ハウスの家の打ち合わせの時に、家の外観のデザインセンスが自分の感性とかなり異なっており、何度かダメ出しをして、もう少し何とかならないかとお願いした事がありました。

最終的には、営業さんから泣きの一言。

「申し訳ございませんが、デザイン事務所ではないので、さすがにそこまでは厳しいかと…。」

営業さんには頑張ってもらってますし、「まあ確かにそうだよなぁ…。」と思い、その件はあきらめました。

でも、積水ハウスさんのパンフや、過去の施行事例を見る限り自分好みの外観デザインのものは多々ありますので、「デザイン事務所でないので」という言い訳はあてはまらないなと思いました。

なので、これは組織の問題ではなく、設計士さんのセンスの問題なんですよね。

センスの良しあしというのはつまり、才能の有無というよりも、個人の好みの問題なので、設計士さんのセンスが自分に合うか合わないか?だと思うのです。

それに、そもそも設計士さんの仕事というのは、デザインがメインではなく、家の構造や、強度など地味な部分がメインです。

世の中の建築設計事務所の設計士は、それに加えて格好良いデザインもできるスーパーマンなので、独立して自営してやっていけるわけなんですよね。

なので、そもそも、ハウスメーカにそこまでデザイン性を求めるなら、最初から設計事務所に行きなさい、ということだと思うんですよね。

 

外構デザイン専門の会社はどうか?

先ほど、「外構デザイン会社に外構リフォームしてもらった」という話を書きましたが、家の外観だけでなく外構にも少し物足りなさを感じていたのです

例えば、こちら引き渡し直後のアプローチの写真ですが、ちょっと殺風景な感じがしていました。

また、国道沿いということもあり、玄関ドアを開けると歩行者や信号待ちの自動車の運転手が一斉にこっちを振り向き、注目を浴びるのがとても嫌でした。

田舎ヤンキーみたく、「何見てんだこの野郎!」とも言えませんし。苦笑

まあ、このように、玄関ドアの正面が手すりもスカスカで、完全にオープンなんですよね。

そこで、外構デザイン会社さんに依頼したところ、やはり「少し寂しい感じがしますね。」とのこと。

さらに「公共の施設のような(地味な)印象がします。」とのことでした。

そこで、植栽の追加と、階段の1段目2段目を拡張して、さらに自然石の乱張りにして、次にような仕上がりにして頂きましたが、はっきり言って見違えたと思います。

また、跳ね上げ門扉を家の引き渡し後にホームセンターで付けてもらう予定だったのですが、どうも設計時点で寸法を間違えたらしく、そのまま取り付けると、車と接触しそうなくらいギリギリの位置に門扉が来てしまい、結局、取り付けることができなかったのです。

前出の全長5m以上の2トンをゆうに超える大きなSUVです。

「大きな車なので寸法には気を付けてください。」と伝えたつもりだったのですが、当然クレームです。。

でも、施工した後ではどうにもならないので、それ以来、跳ね上げ門扉はあきらめていたのです。

でも、その話をデザイン会社さんに伝えましたら、再設計をして頂いて、5mを超える大きな車でも大丈夫な位置に跳ね上げ門扉を取り付けてくれたんですよね。

(まあ、その時には、「田舎とは違って街でこんなデカイ車に乗るのが間違っているんだ」と、小さい車に乗り換えてましたが。)

 

また、玄関前の手すりにも、目隠しを付けて頂き、諸々の懸案事項がすべて解決したのです。

で、実は、この外構リフォームのおかげで、気に入らなかった家の外観も、跳ね上げ門扉と、植栽の効果だと思うのですが、非常にバランスよく見えるようになったんです。

つまり、外構工事は、家の外観を180度ガラッと変貌させる力を持っているのです!

※ デザイン会社さんは大手ではないので念のため名前は伏せておきます。知りたい方はお問合せフォームからどうぞ。

 

結論からすると部分的に外注でいいのかなと

というわけで、結論です。

個人的には、ハウスメーカーで納得のいくデザインが出たら、少々費用が高くても外構工事も一緒にお任せしたほうが安全で安心かなと。

ただし、ハウスメーカーなので外構工事、外構デザインは得意でないケースがあると思うので、その場合は、他社さんにも提案してもらった方が良いかと思います。

ただし、土間コンやブロック、フェンスなどのベースになり、かつどこで施行しても差が出ないような部分は、ハウスメーカーに依頼した方がいいのかなと思います。

ウチは今、その方向性で進めています。(結果はまたブログに書きたいと思います。)