全館空調のメリット&デメリット




今日は、明日の今年最後の打ち合わせに向けて、過去の資料やパンフ、積算書などをざっと整理していました。

すると、全館空調「エアドリームハイブリッド」のパンフが出てきまして、「あー、迷った時期もあったなー。。。」と思い出しまして。

当初は、全館空調は普通に付けるつもりでいたんですが(苦笑)、今回あきらめた理由などをブログにまとめておこうと思います。

新築時につけてみたい設備 2(住友林業編)

2017.08.30

 

全館空調の仕組み=要するに「エアコンつけっぱなし」

家の断熱性は、大手のハウスメーカーであれば、まあ、大丈夫だろうと、そう思っています。

実際、積水ハウスの家は、非常に断熱性能が高く、冬はエアコンは使わず、床暖房のみで十分に暖かいです。

というわけで住友林業の新築も、夏はエアコン、冬は床暖房というパターンで、乗り切れると思っていました。

でも今回は珍しく妻が、「全館空調を入れたい。」と最初に言い出しまして、「それもいいねえ」と思ったのでした。

 

もちろん、全館空調の場合は、エアコンは不要です。

でも、床暖房は必要かなと思ったんですが、設計さん曰く、床暖房もいらないとのこと。

そもそも全館空調の仕組みは、常に冷房または暖房を入れっぱなしにしておいて、家全体を冷やす、または温めてしまうことにあります。

つまり、家の床や壁を芯から冷やす、または温めてしまうので、床暖房は不要ということなんです。

でも、それだったら、我が家も夏はエアコン24時間つけっぱなしです。

それとどう違うんでしょう??

(今年は夜はエアコン消してました。カビるので。苦笑)

 

エアコンつけっぱなしと異なる点

よくよく調べると、原理は「エアコンつけっぱなし」と同じなのですが、どう違うんでしょうか。

まず、全館空調では各部屋にダクトが通っており、本当に部屋の隅々までいきわたるということです。

エアコンだと、当然、1台のエアコンで家全体を温めようと思えば、ドアを開けっぱなしにしないとダメです。

脱衣所とか開けっ放しにはできませんからね。

また、吹き出す風も、非常に穏やかみたいで、エアコンみたいに吹き出す風のせいで乾燥とかもしにくいようです。

これも、家全体が常に冷やされて(温められて)いるので、温度を維持する程度の吹き出しで足りるってことですね。

また、見た目も壁付けのエアコンのように出っ張りはなく、吹き出し口があるのみ。

部屋の雰囲気やインテリアの邪魔になりません。

 

あとは電気代でしょうか。

でも、普通のエアコンでも24時間つけっぱなしで、思ったほど電気代は高くないんですよ。(我が家で実証済み。)

エアコンは起動時の冷やし始め、温め始めが一番電気を消費しますが、一度一定の温度になってしまえば温度を維持するのには、さほど電気は消費しないのです。

ホントかなあと思ったんですが、ホントでした。

とはいえ、いろんな部屋の複数のエアコンをつけっぱなしにしたら、すごいことになりそうです。(我が家も1台しか試したことない。)

でも、全館空調の場合は、業務用の、お得な電気プランを利用できるそうです。

基本料金は高いらしいですが、従量部分は安いみたいですから、使えば使うほどお得らしいです。

 

桧家住宅のZ空調とか、床下にエアコンとかはどう?

ここまで考えてふと思ったのが、桧家住宅のZ空調です。

「ぜっこうちょう」じゃなくて「ぜっくうちょう」です。

最近、ちょっと言動のおかしい斎藤工がCMしている桧家住宅の全館空調ですね。

これは、24時間換気とエアコンをくっつけた、みたいな商品のようです。

住友林業の全館空調とか一般の大手ハウスメーカーが提供するものって、すごく大規模な空調システムです。

でも、そこまでいらないんじゃないの?オーバースペックでしょ?ってことで、普通のエアコンレベルで提供しちゃったのがZ空調みたいです。

しかも、24時間換気システムとくっつけたってのが、「なるほどなー」、ですよね。

桧家さんはホント冒険しますよね。

 

あと思い出したのが、地元の某設計事務所で採用していた「エアコンを床下に配置して床を温めて家全体を暖かくする」という方法。

床下も、つながってますから、家全体が温かくなりますよね。

たまにTVでも見たことありますが、誰が最初に考えたんでしょうね、画期的なシステムです。

しかし、構造的問題もあるので、たぶん住友林業などの大手ハウスメーカーでは絶対に採用できないでしょうけどね。

そもそも妻が「これはちょっと。。。」って感じでしたので、今回は却下なのですが。。。苦笑

 

費用対効果を考える

全館空調は高価です。

住林の場合、WEBサイトで調べると「195万円(税別)※35坪2階建 機器床置き想定」と、なっています。

まさに、ウチと同じくらいの広さ想定です。

この、約200万円を高いと考えるか妥当と考えるか。

ウチの場合は、「全館空調キャンペーン」とかは付いてないですから、まるまる定価で考えなければなりません。

 

そこでまずは、家全体に付けるエアコンと、床暖房の合計金額を算出してみました。

エアコンは、天井カセット2台と、壁付け1台、床暖房は、リビング、ダイニング、キッチン、書斎×2、脱衣所の6か所です。

すると、若干全館空調の方が高いけど、ほぼ、同じ金額になることが分かったのです。

この時点で、よし!全館空調にしよう!って思いました。

 

でも、注意が必要なのは、メンテナンス費用です。

最初に保険みたいなのに5万円くらい、あとアズビルさんというメンテナンス会社に年間5万円くらいのメンテ費用を払うそうです。

メンテ費用の年間5万円は、月に直すと4000円くらいですが、そこに電気代が乗っかります。

でも、床暖房(ガス)とエアコン(電気)の月々の合計費用と比較すれば、全館空調の方が少しだけ安いのかもしれません。

というわけで、ウチの場合は、イニシャルもランニングも同じくらいって結論がでました。

 

全館空調の体験談は賛否両論

というわけで、全館空調をいれるかどうか、入れる直前まで行きました。

図面も書いてもらいました。

すると、半畳ほど全館空調の本体を設置するスペースが必要とのことで、それがまた、かなりの圧迫感。。。

(天井に埋め込む方法もあるみたいですが、平屋プランではダメみたいでした。・・・理由忘れた。苦笑)

40坪くらい広ければ良いのですが、この時は30坪の平屋でしたから、ちょっと惜しいスペースでした。。。

また、全館空調の本体の配置、吹き出し口などの配置は、設計士さんや施主が自由に決められるものではなく、空調専門の担当者に設計してもらうそうです。

それだけ慎重にやらないと、効果が薄くなるそうです。

なので、あまり、配置については、要望を出すことはできませんし、素人が口出ししない方が無難だなと思いました。

 

あと、全館空調を入れると決まって、いろいろと体験談を調べました。

妻の知り合いにも全館空調を入れたという人の話を聞いたりしました。

すると、結構、評価が分かれるんですよね。。。

絶賛している方も多々いらっしゃいますが、温まらない、冷えない、という人もいます

同じメーカーもものでも評価が分かれます。

恐らく、家の構造や断熱に起因する問題ではないかと思うのですが、詳しい理由はわからないです。。。

なので、最後まで、本当に全館空調は完ぺきなのかって確証は得られませんでした。。。

さすがに、「2~3日住ませてくれ。」というわけにはいきませんしね。苦笑

 

振り返ると、はじめて床暖房を入れるときも同じでした。

でも、床暖房についても評価が分かれているネット世論を横目に、「もしも床暖房が寒かったら、エアコンという保険があるから大丈夫。」、と思うことができたんです。

さすがに、全館空調で失敗したら、夏冬とも全滅ですからねー。笑

よほど大丈夫とは思いますが、今回はリスク回避であきらめることにしたのです。